私たちは、いままでに見てきたPCと人間の間をとりもつ入力デバイスに もうひとつ新しい方式を提案し、この方式がこれからのUMPCやモバイルコンピュータに 最適であると考えているのです。 私たちは、その新しいデバイスにOZUPADと名付けました。 OZUPADは、“オズの魔法使い”と“押す”という日本語を掛け合わせてつくった造語です。 OZUPADは、マウスとジョイスティックの機能を持ったコンピュータ入力デバイスです。 手のひらに包んで、親指と人差し指で操作します。 机などの平面を必要としませんので、自由な空間で、ゲーム感覚で使うことができます。 OZUPADをUSBポートに差し込めばただちに使用できます。



キートップと呼ばれる直径24ミリ程度の丸いパッドに指を触れ、軽く押しつけることで動作します。 丸いパッドの外周部分に指を置き、PCの画面をみて、カーソルを動かしたい方向と同じ方位の部分を軽く押しつけます。 すると、PCのカーソルは緩やかに動き始めます。PCのカーソルを早く動かしたいときは、押しつける圧力を強くします。 OZUPADには、指の押し付ける圧力を検出し、それを電気信号に変える素子を内蔵しています。 ほんのわずかな押す圧力から大きな圧力までを忠実に電気信号に変えています。 この素子が新しい入力装置OZUPADの実用性を可能にしています。
OZUPADを使い始める時、最初は今までのPCへの入力方法と異なるために、違和感を感じます。 しかし、私たちは、最初にマウスを使い始めた時も、タッチパッドを使い始めた時も同様の違和感は感じていたのです。 いままでマウスを使っているときに、ひじがつねに浮いていることを思い出してください。 ひじが浮いた状態で長くマウスを使うと肩が凝ってきます。 パソコンを長い時間使って肩こりになる要因の一つにこのことが挙げられます。 OZUPADを使うときは、ひじを机やいすのひじかけに持たれて操作できます。 このことは、OZUPADがUMPCなどの小型のPCだけではなく、マウスの後継デバイスにもなりうることを示唆しています。
OZUPADの大きな特徴として、ジョイスティックにもなることです。 OZUPADは、モードスイッチを切り替えることで2軸4ボタンタイプのジョイスティックとしてPCに認識されます。 キートップの外周に指をふれて圧力を加えることで、ジョイスティックと全く同様な動作ができます。 ジョイスティックは大きく、持ち運びが容易でないインプットデバイスでしたが、OZUPADは、携帯ジョイスティックとして使うことができます。 OZUPADは、PCの入力デバイスとして、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル、ジョイスティックに続く入力デバイスになります。
また、OZUPAD-3WAYは、モードスイッチを切り替えることで、通常の光学マウスとしても使用することが可能です。 OZUPAD、ジョイスティック、光学マウスの3種類の機能を選択して使うことができます。